小泉の勝利 メディアの敗北 上杉 隆

小泉政権関連書籍3冊目に入りました。元NYタイムズ記者の上杉氏が小泉政権についてつづった自らの記事を時代背景と共に検証。 どこに認識の誤りがあったかを分析する書。自分の中に描いていた小泉時代のイメージも結果的にメディアを通じて形成されたものであるので、 小泉氏に対する誤った(偏った?)認識について自らの反省にもつながる。竹中氏、飯島氏、と三作読んできたが、自分の中では一番は竹中氏、 二番がこれ、飯島氏が三番目に面白かった。まあそれぞれ違った視点から見るのは重要なことである。野党代表にも書いて頂くか。おそらく竹中氏、 飯島氏の本についてはまだ書けなかったこと、今後のために巧妙に書かざるをえなかったことも多いだろうから、 より真実に近いものは当事者が亡くなって30年後くらいに出版されるものに期待しよう。いずれにせよ、小泉氏のやり方がこれまでのやり方・ 流儀とは全く異なるものであった、ということはよく分かった。
筆者は欧米メディアに所属していたこともあり、記事に署名を入れること、情報源を明らかにすることを提言している。そういえば某大手紙が 「ジャーナリスト宣言」とかいう「今まではじゃあなんだったの?」というような宣伝を展開しているが、これは記事には署名を行う方針になる、 ということだろうか。


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