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2005.09.28

中間試験終了。

免疫学と生物統計学の中間試験が終了。統計学ははっきり言って高校の確率統計レベルなのだが、 英語で問題が書いてあるのでほとんど英語の読解の試験である。no more than 3 daysは3daysを含むのか? などと試験前のレビューセッションに質問してもDr.Marine-Westは「それはとっても大事な質問ね」と快く解説してくれた。 問題はなかなかの良問であった。Q-QplotやKaplan-Meierを出題しても、 ちゃんとその意味が分かってないと解けない問題が出ていた。Kaplan-Meierが何を意味するか、というマルチプルチョイスに” Dr.Meierはこの方法を開発した時HopkinsのAssistant Professorだった」とか笑える選択肢もあったが。

免疫学は、、、、まさかまさかの”オナモン”すなわち過去問と同じ問題が出題された。。。。。まさかそう来るとは。 きちんと回答を作っておくべきだった。(うーん、医学部生時代には何もしないでも過去問回答集が回ってきたものだが。) ネットワークを作らねば。なかなか重箱の隅をつつきつつ、丸暗記では解けない良問だった。まあ結果は採点方法次第だろう。 それにしても免疫学のような日進月歩の業界のテストは大変だ。原則**だけど、例外があり・・・という例がいくらでもあり、 回答が書きにくい。Parasite(worm) protectionに関係するのはどれか、って好酸球だけ選べばいいのかねー。

一方でVirologyをオンラインで受講している。この”BBS Exercise"なるものが難航。 1週間前にグループ分けされグループワークの課題を与えられたが、誰からも連絡が来ない。ようやくたたき台を作って金曜日にkick off e-mailを流したが反応がいまいち。土曜日にさらに「月曜日に提出だから、日曜日の朝までにコメントを送れ。もう一回Wrap upして日曜日の夕方までにFinal draftを送るから、月曜日までにレビューして、投稿するよ。」 と言っているのに返事が来たのは一人だけ。しかもそいつは全く課題を理解しておらず言っていることが的はずれ。 何度かコメントしてきてくれたが、ほとんど「それは意味無し」というふうに返していたら2nd Draftで「パーフェクト! コメントすること無し!」と白旗を揚げた。他のメンバーからコメントが来たのは日曜日の午後。 月曜日にようやくディスカッションぽくなったが、いい加減業を煮やした。明日はテストが二つあるんだぞ。。。。 「4時から授業があってそのあとアポがあるから、4時までにまとまらなかったら最後のWrap upは誰かやってね!」 と逃げ切りの態勢にはいる。7時頃メールをチェックしたら「連絡を取り合えないメンバーがいたようなので、提出期限を2日延ばします。」 というメール。あ~もう勘弁。

 

 

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2005.09.24

Biostat621

Hopkinsの名物講義といえばこのBiostatistics。講師はMPHを主に教えるMarie Diener-WestとそのほかのMasterコースの学生を主に教えるScott L Zegerがいるが、Marie Diener-Westは「全米一」と言われている。誰がどうやって全米一と決めたのかは定かではないが、 ScottもMarieに負けない上手な教師である。講義とラボがあるのだが、ラボはMarieとScottが交互に教える。 Scottのラボは「全学生参加型」。質問が出れば即座に名前を聞き、名前で呼びながら答えを返し名前を覚える、ときに逆に質問してくる。 クラスルーム内を歩き回り、みんなが分かってないところを巧みにあぶり出しながらラボを進めていた。トークも切れがある。 学生のジョークにも巧みにジョークで切り返しクラスルームを盛り上げた。

疫学とか統計学というのは非常に基礎的である程度完成された学問であるので、教えやすいエリアではある。 しかし日本で大学時代にとった統計学の授業と言えばmiserableで、 統計学の多々あるテクニカルワードとか基本的なコンセプトをきちんと教えず、 仮説を検定して棄却されただのを延々とぼそぼそとしゃべっているで、誰も理解してなかった。彼女の講義はとにかく丁寧、親切、 の一言に尽きる。まあそもそも数学とか確率統計をきちんとやってない学生が多いから、From scratchでやって行かなくてはいけないので丁寧にならざるを得ない部分はあるのだが。大学院に入って数学も得意でないのに、 突然確率の組み合わせや二項定理や正規分布を教え込まれてもついて行けないだろう。日本の高校の数学教育に本当に感謝する。 さらにはテスト前に金曜日の夕方5時からレビューセッション。普通のアメリカ人はそんな時間絶対に、 しかもエクストラの講義をやったりしない。最後の一人までどんな質問にもつきあっていた。

ウエッブサイトの構築も見事である。基本的なマテリアルは全て最初にファイルでまとめて配られるのだが、 全てのマテリアルがアップロードされ、講義の後には講義の録音も即アップロード。ラボや宿題、クイズ、テストも答えまで即座にアップロード。 過去問も3年分回答付きでおかれている。アナウンスメントはページトップにおかれ、シンプルなサイト構成ながら「そこに行けば全て分かる」 という見事な構成である。

ジョークも大好きである。誰がはじめたか知らないが、学生が投稿した「 Biostatistics Poetry and Art  」 が毎回講義で紹介され、アップロードされる。一節を紹介。

"Inference"
First class in Biostats, and we see
Zeger, tossing coins, explaining probability
Bias and variance, trials in Vit A,
Searching for truth, so can I infer today
that I'm closer to winning the lottery ?

"Distribution"
Through stem and leaf, we order data
Side-by-side first, back-to-back later
A better option is the box plot
median, quartiles, whiskers, and wot-not
Who's going to explain the commands for STATA ?

Anon Y. Mous
a serious PhD candidate

宿題にはご褒美も忘れない。良く書けていた人たちがノミネートされ、うち二人に"Nacho Mama"というレストランのお食事券が授与される。ご立派。

しかし問題はTA。宿題の内容なんてほとんど見てないし、ネットにアップロードされた答えが間違っていたりすることが多々ある。 講師が良すぎてTAの出る幕がほとんど無い。ラボくらいTAに任せても良いんじゃないかと思うが、まあ学生にとってはありがたい。 なぜかTAはほとんどが中国人である。

とにかくFundamentals of Biostatisticsという分厚い本を買ったが、ほとんど開いていない。 良くできた本だと思うが、開く必要がないのだ。Marieも教科書を執筆中のようだが、どんな内容になるのか楽しみだ。

 

 

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それに引き替え

免疫学のクラスの不親切なこと。

Master向けのクラスはおおむね学生をお客様扱いしてくれる。だってMasterは大抵自腹で高い授業料を払っている。 (MPHで約38,000$。年間430万円くらいか。)ウエッブサイトもきちんと作ってるし、マテリアルもしっかり用意して渡してくれる。

それに引き替え、免疫学は。。。。。シラバスは講義タイトルを書いた紙切れ一枚。ハンドアウトはアップロードされているが、 プリントアウトは自分でしなくてはいけない。しかもハンドアウトのスライドは、講義で使われているやつが全部載っていない。 なんだか去年は全部載せていたのだが、 みんなシラバスを眺めながらぽかんと授業を聞いているだけでノートをほとんどとらなくて講義の活気が無くなったから、 あえて全て載せないようにしているらしい。再三抗議しているのだが、聞く耳を持たない。 「あまりに多く情報を与えるとどれが大事かわからなくなるだろう」みたいなことを言うが、あまり理由になっていない。

確かに自分もここに来る前は教師の立場に立っていたから、「スライドを先に全部渡すと授業を聞かなくなる」といって出し惜しみしたり、 講義の後にハンドアウトを配ったりする気持ちも分からなくはない。しかし、学生の立場になってみると、 それは教える側の傲慢な思い違いに過ぎないと認識する。確かに講義の質は大事だが、学生側がその科目をどう勉強するかは学生の勝手。 変な小細工はやめてほしい。しかもハンドアウトのFigureは前のバージョンの教科書からとってたりするくせに、 講義では新しいスライドを作って講義してくる。勘弁してよ。いちいち資料を作ってアップロードするのが面倒なだけなんだよね。 自分も面倒くさくて手抜いてたし。

学生が勉強したいから全部マテリアルをよこせっていってんだから全部出せっつうの。おそらくあれはPhDの学生向けなのだ。 基礎系のPhDで自分で学費払っている奴なんてほとんどいないから、そういうのが分からないらしい。 こっちは高い金払って勉強しに来てるんだぞ。 

さらにはテストでの辞書持ち込みか聞いたら一言「No」。まあここはアメリカ。英語が出来ないなら帰れ、と言われればそれまでだが、 クラスメイトに聞くと「それはおかしい」と。 言語が不自由なために同じスタートラインに立てないのはフェアではないから抗議したほうが良いという。しかし、 なんでどこの国に行っても基礎の教授というのは(公衆衛生など実務系に比べて)堅物というか頑固な奴が多いことか。。。。

でもテストの出題内容は評価している。過去問がアップロードされ、かなりひねりが利いた問題だったが良くできた出題である。 半分くらいは割とストレートな点取り問題(結構スライドの細かい内容をつついてくるが!)、3,4割は考えさせられるが、 基本的なコンセプトを深く理解していることが求められる。特に、実際にラボに入った時を想定して、「このような場合何が原因か?」 という出題をしてくる。来週テストだが、週末は免疫学との格闘となりそうだ。

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2005.09.20

Stay hungry,Stay foolish

AERAは私の愛読書であるが、北米でも購読できる。ちゃんと月曜日に届くからスゲーな、 と思っていたら今日1週間遅れで来ていることに気づいた。当たり前か。

ここでスティーブ・ ジョブス氏のスタンフォード大学卒業式でのスピーチが紹介されていた。自らの生い立ちと共に彼は、

自分のやることを愛すること。

自分の心と直感に従う勇気。

常に貪欲であり、愚直であること。

を語った。こんなスピーチを卒業式で聴いたら一生忘れないだろう。

”Foolish"という言葉をあえて「愚直」と訳してみた。「愚直」はまさに愚直を地でいく科学者である私の上司の口癖であった。 IgEを発見した石坂公成氏も日経の「私の履歴書」で語っていた言葉。科学者だけの言葉かと思いきやそうでもなく、 普遍的な人生哲学だったんだな。

自らを信じるプライドを身につけるために今日も大学院でお勉強。

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2005.09.12

US Open Tennis -Go Andre!2

決勝までやってきたアガシ。

1セット目はコート上を舞うフェデラーにやられっぱなしだったが、2セット目、 相手の最初のサービスゲームをブレークし完璧な試合運び。3セット目、再びブレーク。しかし、NYの観客はお行儀が悪い。 フェデラーのミスでも1stフォールトでも「いぇー!」と大歓声と拍手。それはやりすぎ。

今日のフェデラーはミスが多い。ボール一個外に出ている。しかしまだ予断を許さない。 一番心配なのはこの試合の後に勝っても負けてもアンドレが引退を表明してしまわないか、ということだ。

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2005.09.06

Go Andre!

ついに来てしまいました、USオープン。長年の夢が叶いました。Labor dayの休みを利用してはるばる遠征。 初の長距離ドライブも意外にアメリカって行けちゃうのね、という感じ。日本で300kmをノンストップで走るなんて滅多にないからなあ・・・

アガシがかっこいい。僕が中学の頃に彗星のごとく現れた暴れん坊。蛍光色のドネーを振り回し、 これまた蛍光色のスパッツにデニム地のパンツ、ロン毛にあごひげでぐりぐりのトップスピンを打ち込みまくるスタイルは誰もが真似た、いや、 真似てひんしゅくをかった。しかしあれから15年以上、未だにトップ10をキープしいまや"The legend"と呼ばれるテニス界の超優等生。各種色とりどりの、 いまや袖も無いウエアを着る選手に囲まれながら白を基調としたウエアに身を包む(最近は誰も襟付きを着なくなったのが不満だが、、)。

しかし、、、上には上がいた。男子選手の試合が終わり、他の会場に移動しようとしていると客席から「ナブラチロワ」がどうのこうの、 という声が聞こえる。観客席にでも来ているのかな?と思ったら、テニスウェアでコートに立っているではないか!そう、 50にもうすぐ手の届く彼女がダブルスに出場しているのだ!

若い選手をパートナーに余裕綽々のプレーはお見事。特にボレーのラケットコントロールは絶品。 コート上で一人だけ明らかに年齢が違うのが明らか。足も顔も20代そこそこの選手達に比べればおばあちゃん。対戦している選手の中には、 全盛期にまだ生まれていなかった者も多かろう。しかしダブルスの鉄則とはいえ、 彼女はあからさまに目の前のボレーヤーの体を狙いに行っていた。なるべく動きたくないもんね。彼女に当てられても誰も文句は言えないだろう。 むしろ猪木にカツを入れられたくらいに光栄と思うかもしれぬ。しかしアガシが"The legend"なら彼女はなんと呼ぶべきか。

しかし、今日のベストゲームはアジア人初のトップ10入りを果たしたタイ人と33才ベテランイタリア人の一戦。

http://www.usopen.org/en_US/news/reports/2005-09-04/200509041125885562717.html

4時間を超えるフルセットマッチ、おまけに最後の3セットはタイブレーク。 ハードヒットで押すタイ人スリチャパンに対し淡々と返し続けるイタリア人サンギネッティ。ミスの数の差が勝負の差だったのかもしれません。 Unforced errorがスリチャパン76に対しサンギネッティは50でした。一進一退の戦いに加え、 巧みに観客を味方につけていく互いのパフォーマンスに観客は熱狂。最後は敗者スリチャパンにも惜しみない拍手が送られました。

それに引き替えメインスタジアムの試合は単調。シャラポアもフェデラーも余裕の勝利で勝ち進んでいきました。 準決勝くらいまではメイン以外のコートでの熱い試合や有名選手の練習を間近で見る方が四大大会の正しい楽しみ方なのかもしれません。

 

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2005.09.01

1st term突入

明日から1st Termだ。Breakの間引きこもっていた私は友達とお茶しに町に出た。Breakの間グループでNYにくり出し、 ゲイバーで一晩中踊り明かして来たらしい。お疲れさんです。そこで一緒に行ったというJの話になった。

クラスメイトにJというちょーイケメンがいる。背も高く、ラテン系の顔立ちで性格も優しく頭も良い。 ダンスを踊らせればこれまたお上手、パートナーの女の子をくるくる回しきゃーきゃー言わせている。

どこから見てもモテ男君の彼だが、NYに行った女の子達は冷めた顔で、いやがっかりした顔で彼のことを話す。そう、例に漏れず、 彼はストレートではないのだ。ていうか、もし彼がストレートなら男の敵である(笑)。かっこよすぎ。太刀打ちできない。

まあ、どうでも良いことだが、アメリカに住む女性達の悩みは深い。「この男こそ」と思うと大抵ストレートでないとか。がんばれ、 ストレートの男達!

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